鳥取の歴史発見トラベルマガジン。歴史から紐解く鳥取の文化遺産、観光地の新しい見方などご紹介します。

（ただし民家が連なるど真ん中にあるので、迷惑にならないよう注意が必要です。）

写真でも分かるあの印象深いシーンも。

田後漁港から入る展望台。日本海を眺める絶景の写真撮影スポットです。

彼らが揃ってお参りをした神社である「荒砂神社」。

　実は戦国時代には名武将である「山中鹿介幸盛」が鳥取城攻めの戦勝祈願をしたと言われています。本殿にある五段の龍の彫刻は、江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人、左甚五郎（ひだりじんごろう）の高弟 小倉円三郎によるもの。

　観光協会内にアニメに関するガイドマップもあるので、まず最初にここへ訪れるべきでしょう。

　その背景がピックアップされたのか、クライマックス突入前の夏祭り回で放送された「イカ祭り」。実際に岩美町の田後港にて、放映より1年後の夏に早速開催され、コスプレイベントや、イカづくしの屋台、イカ墨書道大会、岩鳶ちゃん（キャラクター）が町中に顔を出すなど。手作り感満載ながらも多くのファンと地元民が集まる感動と妄想とアニメ愛に溢れるお祭りとなっています。

　戦国期に一度湯地が埋まり荒廃していたが、初代鳥取藩主である池田光仲公により再興された岩井温泉。光仲の宿泊・休憩のために、御茶屋と湯小屋が建てられたというから、よほどこの地の温泉が気に入っていたのではないかと思われます。（光仲以降、吉泰、重寛、慶行が入湯しているよう。）薬師如来が温泉を湧出させたとの伝説も残るため、その縁起に肖るためにに訪れたのでしょうか。

　今でも「湯かむり」という頭に手ぬぐいを乗せ、柄杓で湯をかむるという江戸時代から伝わる奇習が残っています。

　中国山地に源を発す清流蒲生川に沿った温泉街は、穏やかで素朴な情緒に包まれており、優れた温泉地の証である「国民保養温泉地」に指定されています。 源泉掛け流しの温泉は効能もたっぷりです。