自 然[特典あり]
その六
山陰海岸ジオパークの中にある池田公
国定公園の名勝であり、天然記念物にも指定される、浦富海岸は、山陰海岸ジオパークの中でも「山陰の松島」と呼ばれるだけあって、その情景はふすま絵、屏風画にありそうな風光明媚で和の情緒が漂う。「日本百景」にも選ばた日本海沿岸独特の自然景勝地です。
中でも異彩を放つのは、海水等の侵食による花崗岩の断崖奇岩、「千貫松島」。雅(みやび)を愛するあなたには必見の景勝です。勘の鋭い方ならこの名前にただならぬ由縁を感じたかもしれません。そう、名前の由来には、かの池田家のお殿様が関わっているのです。鳥取藩2代藩主・池田綱清が船で島巡りをした際、当時の「千貫松島」の、その島の上の松を見て深く感銘を受け、「銀千貫を出しても惜しくない松だ」と言ったことから、その松は「千貫松」と呼ばれ、更にそこからその島は「千貫松島」と名付けられたとされています。当時の松は枯れましたが、今は2代目の松が育ち、海の青、岩と松とのコントラストが絶景。島とは言っても浸食を受けた花崗岩特有のアーチ状の形状に、自然の織りなす豊かな造形美を感じます。色と形に感性を揺さぶられる島巡りは、当時の人にとって美術館を観覧するような趣向であったのではないでしょうか。
屋形船などで遊興する文化は平安時代の貴族からはじまり、江戸時代、江戸を中心に最も盛んになった日本特有の文化。江戸幕府の徳川家と血縁的に近い関係にあり、鳥取に32万石で入城するまでは江戸で暮らしていた池田光仲公。そしてその子である感性豊かな綱清公。きっと頻繁に定期的に浦富海岸を船で遊覧していたことでしょう。そして更に、池田公の浦富海岸・島巡りは代々受け継がれ定例化していたのではないでしょうか。その頃はどんな船だったのだろうか… 茶室のように密会、密約にも使われたのではないだろうか… など、あれこれ想像を掻き立てられますが、島巡りはおそらく由緒正しき武家のたしなみであったことでしょう。あなたも是非、当時の池田のお殿様と同じ目線で、千貫松島の風景をご覧ください。
かつての武家の島巡りが今に受け継がれ、庶民のたしなみとして現代に受け継いでいるのが「山陰松島遊覧」の遊覧船です。いにしえの文人武人に愛された浦富海岸を海から巡る遊覧船で、白砂青松の美しい砂浜や複雑に入り組んだリアス式海岸など、見応えのある変化に富んだ景観が眺望できます。遊覧船で通れない狭い洞門や洞窟を進む小型船「うらどめ号」もあり、アトラクションの好きな人にはたまらない興奮が天然の海岸で味わえます。探検好きのあなたなら綱清公の隠し洞穴?なんてものを発見してしまうかもしれませんね。船長の楽しいアナウンスも聞けて、歴史好きの方もきっと満足のいくクルージングを味わえることでしょう。
菜種島(なたねじま)は浦富海岸の島々の中でも大きくそそり立つ険しい崖を持つ島。そのダイナミックな見た目と対称的な印象の「菜種(なたね)」の名前は、春に崖の中腹に野生の菜の花が咲き誇ることに由来します。江戸時代に菜種を積んだ北前船がこの島の付近に座礁したことで、その後花が咲くようになったと伝えられています。もともとはつながった一つの岬だったとされる菜種五島。浦富海岸を代表するその島々のパノラマを一望できる磯が、城原海岸です。花崗岩の礫(れき)からなる礫浜と、石英砂の砂浜からなり、磯と小島の間には、柱状節理の発達した美しいピンク色の石英斑岩の岩脈が露出しています。暖かい季節は磯遊びの人たちで賑わい、その独特の岩肌を足先で触れ、楽しんでいます。
「透明度25m」と聞いて、皆さんはどんなところを思い浮かべるでしょうか。旅行ガイドなどでよく見かける、スキューバーダイビングの聖地、あの沖縄石垣島などが透明度25mクラスの海のひとつです。それほど透き通った海が、本州屈指、ここ鳥取の浦富海岸にも存在するのです。これぞまさしく、科学的、地理的に貴重な遺産“山陰海岸ジオパーク”、その独特の礫、砂が生んだ奇跡の海水浄化の力によるもの。そんな貴重なエメラルドの海をたっぷり満喫する手段として、今脚光を浴びているのがクリアカヤックです。海底を見渡せる、舟底から側面まで完全シースルーのカヤックで、東京何とかシーなんかでは味わえない浮遊感のあるアクア体験を味わってください!そう、ここ山陰浦富海岸は、歴史・地学と体感アトラクションが融合するテーマ型アトラクションなのです。
山陰海岸ジオパークの中にある池田公
に銀千貫の価値と絶賛された名勝「千貫松島」って?!
浦富海岸 山陰松島遊覧 「千貫松島」
奇岩「千貫松島」 その名「千貫」の由来とは…
江戸隅田川なら屋形船。鳥取松島なら遊覧船。
今も変わらぬ島巡りを楽しめる遊覧船「山陰松島遊覧」
菜種五島・城原海岸
透明度25m!! エメラルドブルーの海中公園
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条件
山陰松島遊覧のご乗船受付の際に、スマートフォンまたは印刷した、とっとり麒麟ツアーズ印籠をご提示ください。
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山陰松島遊覧
- 所在地
- 鳥取県岩美郡岩美町大谷2182
- 電話番号
- 0857-73-1212
- 遊覧船
- 「選べる2種類の遊覧船コース」※詳しくは公式ホームページへ!