イイモン? ワルモン?
小さい頃、ヒーロー番組を語る中でよく飛び交ったコトバです。
「子づれ狼」の小池一夫先生は、キャラクターシンクのイロハ
のひとつとにキリストやメフィストに代表されるような善と悪の
設定がある、と述べられていましたが、考えてみればあの頃
の僕らはこの原則のもとにあったんだな、と振り返り思います。
更に、猿人→サイヤ人→スーパーサイヤ人…と、タテに限りなく
エスカレートする連載モノのヒーローの闘いに引き込まれ
のめり込んだ時代を経て、今ではサッカーのフォーメーション
を見るようなフラットな横展開とダイバシティの中に、あの頃
と同じ興奮を味わえるように作品も読者も成熟しました。
漫画→劇画→キャラクター漫画→同人誌(CGM)…という変化は
進化だと思います。そしてライトノベルも。
文字からも絵からも“行間を読む”ことができる感覚に、筆者
個人的には可能性を感じますし、そして、何よりそれがメイド
インジャパンであることが素敵なことだと思います。
そんな“ラノベ”を、日本の仇討ちをモチーフにやってみては
どうか?という試みを、奥の院サイトのこの場をお借りし始め
させて頂くことにしました。
日本三大仇討の中でも、まだあまり知らない人も多い、
伊賀越仇討・鍵屋の辻の決闘の登場人物を物語の主軸
にすべく、それに関わる情報まとめをしたいと思います。ここ
鳥取には玄忠寺というお寺があり、鍵屋の辻の決闘で助太刀
をした大物剣豪・荒木又右衛門が居ます。この試みにおいて、
玄忠寺・荒木又右衛門遺品館からもアドバイス
を頂きながら進めて行きたいと思います。
この奥の院には、歴史探索“タレコミ”という特性があります。
ですので、皆様からの情報も大歓迎!是非ご参加下さい。
2017年2月8日 at 10:59
ベーシックに荒木又右衛門を追いたい人には
高橋英樹さん出演の決闘鍵屋の辻 荒木又右衛門(日本テレビ・1993)がオススメです。
もちろん既に誇張演出は加わってますが、36人斬りといった派手なものはなく、
旗本VS外様の戦いにフォーカスされ、また、侍というよりむしろ“剣豪”の生き様、
「死をかけるべき時の見定め」という深い部分にふれています。
仇の河合又五郎をVシネの雄として立つ以前の若き竹内力さんが演じてらっしゃることも
注目の点ですが、その助太刀をし、敵陣の本丸と言える甚左衛門役の夏八木勲さんが、
個人的にはむちゃくちゃカッコイイと感じました。
(同田貫を携えながらもそれを振ることなく一刀に伏されましたが…それでも。)
DVD発売を願っています。
ウェブ上で見つかったのは、36人斬り演出を加えた他の作品でした。
http://minewap.com/video-dmnxf9bu6.html
ご出演は仲代達也さんでしょうか…。
2017年2月11日 at 17:53
仇討ちと言えば額にハチマキ、というのが定番になってますが、
あれは荒木又右衛門の影響なのでしょうか。
https://www.amazon.co.jp/%E8%B1%AA%E8%AB%87%E8%8D%92%E6%9C%A8%E5%8F%88%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80-%E6%B0%B8%E4%BA%95%E8%B1%AA%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89-6-%E6%B0%B8%E4%BA%95-%E8%B1%AA/dp/4120026833%3FSubscriptionId%3DAKIAJ6ETL5X3UUT4KTGA%26tag%3Dmonumento-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4120026833
2017年2月11日 at 19:08
荒木又右衛門の鉢巻の史実については、荒木又右衛門の銅像を見ると鉢巻がありますね。制作過程で作者が荒木家の子孫に聞いて制作したと言われています。銅像は東京で製作途中のまま未完成。昭和初期の話で当時の当主は亡くなっている為確認が取れませんが、前住職が写真を入手した時に逸話を伝え聞いたようです。
鎖帷子には麻布の下着がついています。もしかしたら同じ職人が鎖鉢巻も作ったのかも。紺地に千鳥模様というおしゃれな下着。鎖鉢巻もおしゃれなアレンジだったかもしれませんね。
https://mataemon.jimdo.com/%E5%B1%95%E7%A4%BA%E5%93%81/
2017年2月20日 at 20:55
荒木又右衛門の家紋はあるのですか?
どなたかご存知の家紋マニアのかた、知ってたら教えて下さい。
2017年2月21日 at 21:05
荒木家紋は荒木又右衛門遺品館に展示がございます。
またまた位牌やお墓にも家紋があります。
荒木家の家紋は“二切り竹六つ源氏車”といい、
“六本源氏車”と“二切り竹源氏輪”を融合させたデザインです。
“六本源氏車”と“二切り竹源氏輪”もどちらも紋帳にありますが、
2つを組み合わせた物は紋帳の収録がなく、レアな家紋です。
また荒木又右衛門ほど有名な人物の家紋であるにも関わらず収録がない、
という意味でも、家紋マニアの心をくすぐることでしょう。
2017年2月21日 at 21:18
二つとも、徳川家や池田家のような派手さはないけど、幾何図形がスキっと決まってていいですね。
組み合わせたもの見てみたいです。
2017年3月13日 at 16:25
玄忠寺・遺品館にある
折れた法橋藤原来金道、
脇添え(宇多国家作)、
気になります。